あの猿を見よ - 江戸佯狂伝 | 草森紳一 | 新人物往来社 | 1984

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「佯狂」とは狂気を装うことだそうです、つまり「アホの坂田」。

中国では、その佯狂が隠棲の方法としてポジティブに認知されていたらしいが、江戸の管理社会では、そういうドロップアウトを許さず、すべてを「乱心」として処分したそうだ。
眼に見えない社会ルールのなかでがんじがらめにされたあげく、佯狂か狂気か定かでないものに落ち込んでゆく江戸の侍たちの姿が、昨今のいろいろな事件の犯人たちと、オーバーラップする。

「太平もまた形をかえた乱世であることを、人は見逃しやすい。乱世にあって太平を願うのは人情だが、いざ太平がやってきた時、やはり人の生理はいらいらとなまぬるく疼き痛むのである。」

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